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草太 八木

カビとは何か?~テントの天敵を徹底解説!

更新日:2022年11月17日



「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉をご存知でしょうか。

 孫子の兵法にある有名な一節です。

「戦いに勝つには、まず相手のことを知り、研究し、自分の得意・不得意についてよく理解しなければならない」という意味ですが、グランピングの不倶戴天の敵といえば、何でしょうか?


 それは『カビ』ではないかと筆者は考えます。


 グランピングでよく使われる、ドームテント、コットンテント、ロータスベル、ノルディスクなどの代表的なグランピングテントは、カビ問題に悩まされます。

 場所によっては、1シーズンに一回取り替えていらっしゃる施設様も見受けられます。


グランピングテントの防カビ対策TOP3の記事でも少し触れましたが、カビが発生するのには、

いくつかの条件があります。

 

 そもそもカビとは何か、どんな発生のメカニズムなのか、今回はカビについて

もう少し詳しく説明していきたいと思います。



 

カビとは

 


 カビとは、菌類の一種です。または、それらに似た姿、形に見える微生物の集合体をカビと呼びます。

 私たちが認識しているカビとは、集合体であり、実は目に見えていないだけで、カビは色んなところに存在しています。

 栄養や水分を吸収しながら増殖して、始めて私たちはカビの存在に気が付きます。

 

 カビは、現在約10万種が確認されていて、有害なカビもあれば、有益なカビもあります。

 

 「汚れ」として疎まれる一方、発酵食品のようにカビの力で生み出される食物もあります。

 ブルーチーズが青カビの働きによる産物であることは、有名な話です。

 日本人に馴染み深いところでいくと、醤油や味噌も発酵食品です。麹黴(こうじカビ)というカビが生産に利用されています。


 良くも悪くも、カビは私たちにとって身近な存在だと言えるでしょう。



 

グランピングテントにカビが生する原因

 



 カビが発生する条件は、主に3つあります。


 それは「温度」「湿度」「栄養」です。

 3つの発生条件をそれぞれの項目に分けて説明します。


【温度】

 まず、温度ですが、人間が活動しやすい温度と同じ、つまり20~30度くらいです。

 同様に、人間にとって暑すぎる温度は、カビも苦手としていて繁殖しづらくなりますが、

逆に低温はある程度得意のようで、冷蔵庫の中の食材にカビが発生することは、ままあります。


【湿度】

 カビは、湿度70%以上の環境を好みます。

 梅雨時にカビが発生しやすいのは、前述した温度と高い湿度が確保できるからです。

 乾燥しやすい冬にもカビは発生しますが、これは外と室内の温度差によって発生する結露によって生まれる湿度と、室内は暖房などで適温が作られるからです。


【栄養】

 カビは、パンや菓子類などの澱粉・糖分を含んだものが主な栄養源としています。しかし、彼らの栄養源の幅は非常に広く、食物だけにとどまりません。

 私たちの垢や汗など、果てはホコリやプラスチックのようなものまで糧にして成長します。


 通常のテントやグランピングテントの場合、以上の三要素を満たすのは、どのような状況が考えられるでしょうか。

 

 テントの場合、使用時についた水分や汚れを取らずに放置すると、カビの発生しやすい環境が生まれます。

 こまめな清掃と使用後に乾燥させておくことが大切になりますが、カビの強い繁殖力を考えると、

どうしても人の手だけでは完璧に対処できないこともあります。

 後述いたしますが、そういった場合は専門の防カビ剤などで対処することをおススメします。


 グランピングテントの場合、使用場所が多岐に渡り、さらに、基本常設でテント膜のみであっても

収納できない仕様のものが多いです。

 故に、カビが発生する環境については、様々な要因が考えられ、一つに断定するのは無理があります。

 ただし、グランピングテントは、通常の家のように中に冷暖房を完備することが多く、それを考慮すると、室内外の温度差により発生した結露が、カビ繁殖の環境づくりに貢献していると考えられます。

 前述したとおり、グランピングテントは、収納が難しかったり、構造上不可能なものも多いので、

人の手だけで汚れや水分を取るのは無理があります。

 これも後述いたしますが、テント以上に専門の防カビ剤などで対処されることを強くおススメします。

 

 


 

カビによって引き起こされること

 


 わざわざ説明することではないかもしれませんが、まず景観が損なわれます。


 通常のテントの場合、使用者個人が不快に思うかそうでないかの話ですが、キャンプは普段できない非日常に身を置くことこそ重要だと考えます。それを損なう可能性が高いカビは、やはり無いに越したことはありません。


 グランピングテントの場合は、絶対に無視できない問題でしょう。

 単価の安いところ、高いところ、シックな雰囲気、賑やかな雰囲気。今や多種多様なグランピング場が存在しますが、やはり、高級感というのは、グランピングの大切な一要素です。

 どんなコンセプトがあったとしても、カビの生えたテントが置いてあるグランピング場を利用者は認めないでしょう。


 次に、人体への有害性です。

 カビはどこにでもいるので、なんとなく軽く見がちですが、感染症、アレルギー、中毒などを引き起こす可能性があります。

 具体的には、下記のような疾患が見られます。


水虫

 水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビによって引き起こされる疾患です。

 強烈な痒みを引き起こします。


■アレルギー性鼻炎

 花粉が要因としてメジャーですが、カビでも同様の症状が引き起こされます。

 鼻の粘膜に異物が付いたとき、それを排除するはたらきによって、鼻づまりなどの症状が引き起こされます。


気管支肺アスペルギルス症

 アスペルギルスというカビによって引き起こされる疾患です。

 咳や痰、息切れ、微熱などの症状があります。

 


 上記のようにカビによって起こる様々な疾患が存在します。

 カビは放置しておくとガスを発生させ、悪臭の元にもなりますので、色んな観点から早急な駆除と再発生の防止が必要です。

 


 

グランピングテントに発生するカビへの対策

 


 「専門の駆除・防止を目的としたツールを使用する」「専門業者に依頼する」といった本格的な対策から、定期的に汚れや水分をふき取るといった誰でもできるものもあり、カビへの対策は様々です。


 防カビ対策については、こちらの記事に記載しています


 ちなみに、私たちが最もおススメしているのは、専門のカビ対策ツールを使用すること。

 効果、効果時間、手間、コスト、総合的に見て最もコストパフォーマンスが良いからです。


 弊社の商品である防カビ光触媒コーティング液剤もございますには、以下のような特徴があります。


・人体で無害でありながら、人体に有害な有機防カビ剤と同等以上の効力

・光触媒特有の自浄効果

・3~4年効果が持続

・公的機関に認められた効力

・カビ駆除と防止ができる

・消臭効果がある




 

まとめ

 

 カビは簡単に発生し、景観を損なうだけでなく、人体に有害な影響を及ぼすことがある厄介な存在です。

 グランピング場であれば、お客様の気分を不快にするだけでなく、場合によっては、健康に害を及ぼす可能性があります。

 早めの除去・防止をこころがけましょう。


 NEXT GLAMPは、テント・グランピングテントの防カビ対策ツール以外にも、グランピングのツール販売、コンサルティングなどグランピングに関わる総合的な支援を行っております。

 オンライン商談を基本無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。








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