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親水性による自浄効果

mizobe1223

 弊社の光触媒コーティング液剤『ネクスクリーン』には、自浄・防カビ・消臭・抗菌などといった様々な効果を持っています。

 今回はこの効果のうち自浄効果についてスポットを当てたいと思います。

 

 この自浄効果には、以前解説した光触媒の分解作用も影響していますが、それ以上に一躍買っているのが光触媒の 親水性 です。

 

 今回は、この親水性について解説したいと思います。


 

親水性とは

 


 水に対して親和性が高い物質のこと親水性といいます。

 具体的には、水に溶けやすい、混ざりやすい、濡れやすい性質のものが親水性が高いとされています。

 

 ネクスクリーンのような親水性の液剤で対象物をコーティングした場合、対象物の表面に付いた水は水滴になりません。少し専門的な話をすれば、水滴の接触角が0度に近い場合、親水性が高いと言えます。つまり、玉のような水滴ではなく、薄く広がった膜状になります。


 逆に、水をはじく性質を持つものを撥水性と呼びます。

 撥水性は、窓や車のコーティングに使用されていたりと、様々な場面で活躍しているので、親水性よりも馴染み深いかもしれません。


 それ故に、見たことのある光景かもしれませんが、撥水性のものに水をかけると、親水性とは逆に、水が弾かれて玉のような状態となって表面に浮き上がります。


 

親水性による自浄効果

 


 前項で説明した通り、親水性は、水滴を作らず水を表面に薄く広げます。

 そして、この水の膜によって、付着した汚れなどが洗い流されます。

 これが親水性の持つ自浄効果です。


 一方、水を弾くという性質上、意外かもしれませんが、撥水性は、弾いた水が水滴として表面に残留することが多く、それが水シミとなってしまいます。

 当然、親水性の場合は、水滴を作らないため、水シミとなる頻度は極端に少ないです。


 もちろん、撥水性にもメリットがあり、人が直接ホースなどを使って水洗いする場合は、水と一緒に汚れもよく弾いてくれるので、こちらの方が適していると言えるでしょう。

 また、施工後の見た目においても、目に見えて水を弾く撥水性の方が満足感は、高いかもしれません。


 ただ、自浄効果という観点から見た場合は、大差で親水性に軍配が上がります。


 

親水性(自浄効果)によってもたらされる恩恵

 


 親水性の持つ自浄作用による一番の恩恵は、やはり清掃の手間が圧倒的に少なくなるという点です。

 グランピング場などの宿泊施設は、色々なところでスタッフの手が取られてしまいます。宿泊施設の清掃作業もそのうちの一つです。

 自浄効果により、その負担を減らすことができれば、施設全体のコスト削減にも繋がります。


 また、清掃がしづらいものに対しても有効です。

 例えば、グランピング場で使われる人気の宿泊設備『ドームテント』は、半球形状のフォルムをしています。つまり、上部になるほど高さと奥行きが生まれ、とても清掃がしづらくなります。


 清掃しづらいものを清掃しやすくすることはできませんが、自浄作用により、清掃頻度自体を減らすことで対策することができます。


 グランピングの場合は、ラグジュアリーであることが大事な一要素です。テントが汚れていると、お客様の施設へ対する印象は大きく下がってしまいます。

 自浄効果により宿泊設備を常に綺麗に保ち、施設の評価も高く保ちましょう。


 

まとめ

 

 親水性の持つ自浄効果の凄さは、伝わったでしょうか?

 

 冒頭にも書きましたが、ネクスリーンは、自浄効果以外にも防カビ・抗菌・消臭といったたくさんの有力な効果を持っています。

 また、グランピングのテントを始め、壁・天井・家具・カーテン・カーペットなど多種多様なものに塗布することができるのも、ネクスクリーンの利点です。

 


 




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