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グランピング施設で実施する冬のおすすめ集客コンテンツTOP3


 多くのアウトドアアクティビティは、冬の集客を苦手としています。

 12月~2月の間は、空室が目立つグランピングも例外ではありません。


 グランピングは、元々『glamorous(魅力的な)』と『camping』を掛け合わせた造語です。

 語源の通り、元を辿れば、通常のキャンプから派生したものだということが分かります。

 冬を楽しむ選択肢として見られていないのも、グランピングがキャンプの延長線上であるという認識がユーザーの間でも根強く残っているからだと思われます。


 しかし、独自のスタイルを築き、様々な進化を遂げたグランピングは、今や従来のキャンプとは全くの別物です。

 実際、キャンプを含む他のアウトドアアクティビティと違い、グランピングは、冬でも楽しむことができます。


 優雅に手間をかけず自然を楽しむことこそがグランピングの定義です。

 暖房器具を用いても、その定義から外れることなく(雰囲気を壊すことなく)、その上で自然を楽しむことさえできれば何ら問題ありません。

 つまり、冬でも快適に楽しめるコンテンツさえ用意することができれば、グランピングは成立するということです。


 では、冬のグランピング場で実施できるコンテンツとは、具体的にどのようなものがあるでしょうか?

 今回は、弊社でおすすめの冬のコンテンツ上位3つを紹介したいと思います。


 

第1位 イルミネーション

 

 

 一番のおすすめは冬の代表的コンテンツでもあるイルミネーションです。


 クリスマス販促の一環として装飾される商業施設を見て分かる通り、イルミネーションには、高い集客力があります。

 煌びやかな光は、多くの人を惹きつける不思議な力があるようです。

 しかし、集客力だけが、イルミネーションをおすすめする理由ではありません。

 イルミネーションはその他にも様々な利点を持っています。


 まず、装飾が容易という点。


 イルミネーションの装飾に必要なのは、電気の供給減と装飾できるスペースだけ。前者はグランピング場であれば、まず間違いなく満たしており、後者も、グランピング場は装飾しやすい木々やテントを有することが多いので、問題ないでしょう。


 次に、手間が少ないという点。


 装飾さえしてしまえば、後はお客様がそれを鑑賞して楽しむだけで成立します。(暖かい飲み物を提供するなどのプラスアルファのサービスもいいかもしれません)

 運営側にかかる手間はほとんどありません。

 手離れが良く、オペレーションコストがあまりかからないのです。

 

 最後に、グランピングとの相性が良いという点。


 グランピングの主なターゲットの一つが、10代~20代の若者です。

 彼らの多くは、インスタグラムなどのSNSを使用しています。この世代(Z世代)に向けて行った『情報収集に使用する主な媒体の調査』では、最も使用されているのがインスタグラムで、これが全体の約30%にあたる結果となっていました。


 インスタグラムは、写真映えするかどうかが重要視されるSNSです。

 煌びやかなフォトジェニックスペースを簡単に創ることができるイルミネーションは、インスタユーザー(グランピングの主なターゲット層である若者)が求めるものを用意することができます。

 そもそも、客層に若者が多いのは、美しい自然の風景やユニークな形をしたドームテントなどの映える要素を、元からグランピングが有しているからだと考えられます。


 そこへイルミネーションが加われば、冬であってもお客様を誘致できる強力な集客力が見込めます。

 イルミネーションの最も盛んなクリスマスシーズンでは、尚のこと力を発揮することでしょう。




 

第2位 コタツ鍋

 


 テント内にコタツを用意し、みんなで鍋を囲んで食べる。ーーーー単純ですが、魅力的です。


 アットホームなイメージが強い鍋を、あえて自然と隣り合わせの非日常空間でつつくというギャップ。快適性とワクワク感の共存を実現した冬のグランピングにふさわしいコンテンツです。


 準備物は、コタツと鍋と食材だけなので、すぐ導入できる上、手間もコストも少なくて済みます。

 ただし、導入後に必要になってくる食材の運搬やお客様へのサービスに関する説明など、多少のオペレーションコストはかかってきます。


 また、元々料理を提供している施設であれば、大した負担ではありませんが、食料の提供自体が新しい試みとなる場合は、保健所の許可等も必要となります。




 

第3位 テントサウナ

 


 昨今、流行しているサウナ専用のテントです。

 未だ数は少ないですが、グランピングでも導入している施設があります。


 サウナブームということもあり、話題性は抜群。

 サウナ―(サウナに入るのが趣味の人)に向けたサービスをしっかりと充実させれば、強力な集客コンテンツとして機能するでしょう。

 雪の降るような場所であれば、水風呂の代わりに雪を使うという楽しみ方ができるので、冬ならではの特別感を出すこともできます。


 一番のネックは、やはり導入コストが高いこと。

 最低でもサウナストーブとサウナテントを購入する必要があり、さらに、消防法、建築基準法、公衆衛生法が関わってくるので、諸々の申請と許可に手間がかかります。


 高い話題性と集客力を持つ分、それに比例した手間とお金のかかる集客コンテンツです。



 

まとめ

 

 いかがだったでしょうか。

 

 今回は、集客力・コスト・汎用性の三つを総合して、優れているものを順に紹介しました。

 ここでは順位を付けて紹介させていただきましたが、実際のところ、最適な冬の集客方法は、その施設によって変化します。


 その施設のコンセプトや特徴を改めて見つめ直し、最も適した冬の集客法を確立する必要があります。そして、それを見つけ出して形にしたとしても、まだ不十分です。

 集客コンテンツは、お客様に知ってもらって初めて効果を発揮します。

 せっかく作ったコンテンツは作って終わりにせず、WEBサイトやSNSを使ってどんどん発信しましょう。

 



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